環境危機時計、最悪18年に並ぶ 1分進む、相次ぐ異常気象要因か

オーストラリア東部ニューサウスウェールズ州の森林火災=2月2日(ロイター=共同)

 地球環境の悪化への危機感を世界の研究者らに尋ねて時刻で表す今年の「環境危機時計」が、最も深刻だった2018年に並ぶ9時47分になったと旭硝子財団が8日、発表した。財団は、シベリアなど北極圏の高温や、今年2月ごろまで続いたオーストラリアの大規模な森林火災といった地球温暖化に関連するとみられる異常気象が相次いだことが要因と分析した。

 1992年に始まった取り組み。深刻さを0時1分から12時までで表現し、9時を過ぎると「極めて不安」な状態を示す。

 今年は昨年から1分進んだ。地域別では日本は9時46分。

 137カ国の研究者や政府関係者ら約1800人が回答した。


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