菅氏「新政権は暫定ではない」 コロナ対策、地方分権改革に意欲

国会内でインタビューに答える菅官房長官=5日

 自民党総裁選に立候補する菅義偉官房長官は5日、国会内で共同通信のインタビューに応じた。新首相に就任した場合、暫定政権でなく本格的な内閣をつくって、新型コロナウイルス対策や地方分権改革などの課題に取り組む意欲を表明した。「新政権は暫定ではない。自信を持って堂々と務めるべきで、それが国民への責務だ」と述べた。衆院解散の時期を問われると、コロナ対応が優先だとして「今、言えるのはそこまで。まだ総裁選にも入っていない」と言及を避けた。

 新総裁は安倍首相の残任期を務めるため、来年9月に再び総裁選が実施される。菅氏の発言は約1年のつなぎとする一部の見方を否定した形だ。


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