海の微小プラ汚染を地図化 50年流出ゼロ目指し対策

海に浮かんだ大量のプラスチックごみ(米海洋大気局提供)

 世界の海で進む微小なマイクロプラスチック汚染を減らすため、政府が20カ国・地域(G20)の国に協力を求め、汚染状況を示す地図を作製することが5日、分かった。昨年のG20大阪サミットで合意した「2050年までにプラスチックごみの海への流出をゼロにする」との目標実現に向けた取り組みの一環。今月7日に開くG20の関連イベントで各国にデータ提供などを呼び掛ける。

 今はよく分かっていない汚染状況や海流による広がりを把握することで、プラごみの流出源を特定して各国の対策強化につなげるのが狙い。

 地図は、海の表面の汚染度合いを色分けして示す。


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