「糖尿病薬でダイエット」に注意 トラブル増加、副作用も

ダイエット目的の美容医療として処方される糖尿病の治療薬を巡り、注意喚起する国民生活センターの職員=3日午後、東京都港区

 国民生活センターは3日、ダイエット目的の美容医療として処方される糖尿病の治療薬を巡り、「副作用が出ても医師が対応しない」「解約に応じない」といったトラブルや相談が増加しているとして注意を呼び掛けた。新型コロナウイルス禍でオンライン診療をする医療機関が増えたことに伴い、利用者が増えたとみられ、担当者は「副作用などのリスクを説明しない医療機関とは契約しないで」と話している。

 センターによると、問題となっている薬は「GLP1受容体作動薬」。この薬は2型糖尿病のみへの使用が承認されているが、インターネット上では複数の医療機関が自由診療で処方をしている。


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