はやぶさ2高度22万キロで分離 りゅうぐうの試料入ったカプセル

地球に向けてカプセルを切り離すはやぶさ2の想像図(JAXA提供)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2日、探査機はやぶさ2が地球帰還の際、小惑星りゅうぐうの岩石試料が入ったカプセルを高度約22万キロで分離すると発表した。日本時間の12月5日午後に放出、同6日未明にオーストラリア南部の砂漠に落とす。

 機体が地球に近づきすぎると地球の重力で落下する恐れがあるため、月までの距離(約40万キロ)の半分ほどの高い場所から切り離すことにした。機体はカプセルが大気圏に突入する様子を撮影しつつ地球から離れる。残りの燃料で次の小惑星を目指す。


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