首相指名の臨時国会へ調整を要請 自民二階氏、野党幹部に

 安倍晋三首相の辞意表明を受け、与野党は31日、幹事長・書記局長会談を国会内で開いた。自民党の二階俊博幹事長は、首相退陣について各党に説明し、臨時国会召集と首相指名選挙の実施に向けて日程調整に入るよう野党幹部に要請した。

 自民党は総裁選を9月14日に実施する方向で調整している。17日に国会で首相指名したい考えだ。二階氏は「政治空白を片時もつくってはならない。一日も早く後継首相を選ばねばならない」と協力を求めた。

 立憲民主党など野党は、新首相選出後に国会を閉会せず、衆参両院で所信表明演説と各党代表質問、予算委員会の質疑を行うよう要求した。


  • LINEで送る