雇用助成の特例延長を表明 安倍首相、12月末まで

 安倍晋三首相は28日に官邸で開いた新型コロナウイルス感染症対策本部で、企業が支払った休業手当の一部を国が補う「雇用調整助成金」の給付上限を引き上げる特例措置について、9月末の期限を12月末に延長すると表明した。

 新型コロナ感染拡大を受け、政府は助成金の日額上限約8300円を1万5千円に引き上げた。助成率も中小企業で3分の2を最大10割に、大企業では2分の1を最大4分の3に拡充した。6月末の期限を9月末に延長しており、与野党から再度の延長を求める声が相次いでいた。

 一方、年明け以降の特例について加藤勝信厚生労働相は28日夜の記者会見で縮小する考えを示した。


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