2020年8月28日 19:43 | 無料公開
防衛装備庁は28日、軍事技術に応用可能な基礎研究に費用を助成する2020年度の「安全保障技術研究推進制度」に21件の研究課題を採択したと発表した。応募は120件。予算は95億円で、19年度の101億円から減少した。大学での軍事研究は問題性が指摘されているが、うち2件の代表者は玉川大と情報セキュリティ大学院大だった。
二つの大学は小規模研究に選ばれ、玉川大は既存の暗号より安全性の高い暗号の実現、情報セキュリティ大学院大はサイバー攻撃を人工知能(AI)で検知するシステムをそれぞれ検証する。大規模研究には、海洋研究開発機構や理化学研究所などが入った。