月面車、愛称はルナ・クルーザー トヨタとJAXAが共同研究

宇宙航空研究開発機構とトヨタ自動車が共同で開発を目指す月面車のイメージ(トヨタ自動車提供)

 トヨタ自動車と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は28日、共同で研究中の有人月面車の愛称を「ルナ・クルーザー」に決めたと発表した。2020年代後半の打ち上げを目指し、試作車の製作を進める。

 英語で「月」を意味する「ルナ」と「巡洋艦」を意味する「クルーザー」を組み合わせた。トヨタのスポーツタイプ多目的車(SUV)「ランドクルーザー」の耐久性や信頼性を、月面でも引き継ぎたいとの思いを込めている。月面は宇宙から降り注ぐ放射線や昼夜の極端な温度差など、地球よりも過酷になる。

 ルナ・クルーザーは全長6メートル、幅5・2メートル、高さ3・8メートルの箱形。


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