コロナで離婚、増加せず 厚労省統計、1万組超減

 今年1〜6月に離婚した夫婦は10万122組となり、昨年同期比で1万923組減ったことが27日、厚生労働省の人口動態統計(速報値)で分かった。新型コロナウイルスの影響で在宅時間が増えた夫婦の「コロナ離婚」増加が懸念されたが、実際には9・8%の大幅減となり、当面は危機を回避した形だ。

 緊急事態宣言が出ていた4月と5月の落ち込みが特に大きく、前年比で4月は4568組、5月は5215組、それぞれ減った。

 6月は1534組の減少にとどまり、厚労省の担当者は「社会全体が活動を自粛しており、落ち着いてから手続きしようと考える夫婦も多いのではないか」と推測する。


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