インフル接種、高齢者から コロナ同時流行に備え、厚労省

インフルエンザワクチン接種などについて開かれた厚労省の専門部会=26日午前、東京都千代田区

 新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行に備え、厚生労働省の専門部会は26日、10月1日から始まる今冬のインフルエンザワクチン接種を65歳以上の高齢者ら重症化リスクの高い人や子どもから優先的に受けてもらう案を大筋で了承した。

 インフルエンザは新型コロナウイルス感染症と症状の見分けがつきにくい。感染を警戒して接種の希望者が増えると見込まれることから、厚労省は混乱を避けるために、優先接種の対象を決める必要があると判断した。このほか両方の感染症を検査できる医療機関の整備も都道府県に求める。


  • LINEで送る