香港で新型コロナ再感染例 欧州を旅行、米紙報道

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 【ワシントン共同】米紙ニューヨーク・タイムズ電子版などによると、新型コロナウイルスに感染歴のある香港の男性が4カ月後、欧州を旅行し再び感染したと香港大のチームが24日までに論文にまとめた。ウイルスの遺伝子の配列が異なっていた。チームは新型コロナ再感染を遺伝子の分析から確認した初の事例と主張しているという。

 報道によると、33歳の男性で1度目は3月下旬に感染が判明。入院したが軽症で4月半ばに退院した。8月半ばに英国経由でスペイン旅行から香港に戻った際、空港での検査で再感染が分かった。ウイルスの遺伝子は1度目とは異なり、7〜8月に欧州で広がったタイプだった。


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