クルーズ船客、受け入れから半年 病院長「判断間違ってなかった」

 藤田医科大岡崎医療センター(岡崎市)が、新型コロナウイルスの集団感染が発覚したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客らを受け入れて半年が過ぎた。当初は近隣住民から反対の声も上がったが、周囲に感染者を出すことはなかった。守瀬善一病院長は22日までに共同通信の取材に応じ「私たちが受け入れなくては国内に感染が広がってしまうという思いで決断した。判断は間違っていなかったと確信している」と振り返った。

 医師や看護師を含め、新たな感染者を出すことはなかった。最少人数で対応するようにし、感染者と非感染者が利用する場所を分ける「ゾーニング」を徹底した成果だという。


  • LINEで送る