熊本・人吉市で仮設住宅入居開始 7月の豪雨、鍵引き渡し

完成した仮設住宅に入居する人たち=22日午前、熊本県人吉市

 7月の豪雨で甚大な被害が出た熊本県人吉市で22日、仮設住宅への入居が始まった。木造平屋の仮設住宅15戸が完成し、被災者は鍵を受け取った。床上浸水など、県内で最多の家屋被害が出た人吉市での入居は初めて。

 義母と妻、子ども3人で入居した太田誠作さん(47)は「しっかりした住宅を準備してもらい、ありがたい。被災した自宅も再建を進めたい」と話した。

 県によると、快適性を重視して木造とし、高齢者や体の不自由な人が暮らしやすいよう、手すりを設置するなどバリアフリーに対応。雨音を和らげるため瓦屋根にした。


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