和歌山電鉄、現役車両で運転体験 車両基地の線路を40m

和歌山電鉄が車両基地で開いた電車を運転する体験会に参加した女性=22日午前、和歌山市

 和歌山電鉄(和歌山市)は22日、市内の車両基地の線路で電車を実際に運転できる体験会を開いた。営業用の線路では、運転士免許を持つ鉄道事業者の従業員しか運転できず、現役車両を使った運転体験会は珍しいという。

 約150人が応募し、抽選で選ばれた4人のうち、この日は2人が参加。運転の方法や規則について説明を受けた後、運転士付き添いの下、同電鉄貴志川線の伊太祈曽駅そばにある車両基地の線路を約40メートル、低速で運転した。

 例年の夏休みは車両見学会を開いているが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、3密を避けて楽しんでもらおうと、初めて企画した。


  • LINEで送る