教職員3割「子どもの話聞けず」 NPO法人調査、コロナで疲労

 教職員の3人に1人は、疲労から子どもの話に十分耳を傾けられていない―。新型コロナウイルスの感染拡大が教育活動に与えた影響を探ろうと、NPO法人「共育の杜」(東京)がインターネットでアンケートを実施したところ、こんな実態が浮かんだ。21日に結果を公表した。

 アンケートは7月に実施。政府が4月に緊急事態宣言を出した7都府県の小中高などで勤務する校長や教頭、教員、学校事務員に協力を求め、1203人が回答した。

 結果によると、新型コロナ感染拡大の影響では、全体の半数超となる684人が「職場で体調不良を訴える人が増えた」とした。


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