山形の空に笑顔の飛行機雲 エアレースの室屋さん描く

エアレースパイロット室屋義秀さんが小型プロペラ機で空に描いた笑顔のマーク=21日午後、山形市

 新型コロナウイルス感染症の収束が見えない中、人々を元気づけようと、エアレースパイロット室屋義秀さん(47)が21日、小型プロペラ機の白いスモークで、山形県内8カ所の上空に笑顔のマークを描いた。

 山形市中心部の郷土館「文翔館」では午後0時半ごろ、会員制交流サイト(SNS)などで情報を得た約30人が夏空を見上げ、マークを写真に収めた。室屋さんファンの山形市の主婦工藤亜也子さん(38)は息子明君(3)と観賞し「イベントが中止になる中、楽しめてよかった」。

 室屋さんは2017年に「空のF1」と呼ばれるレッドブル・エアレースで、アジア人初の年間総合優勝を果たした。


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