6月の旅行取扱額、92%減 緊急事態宣言解除でやや回復

 観光庁が14日発表した速報値によると、国内の主な会社が6月に扱った旅行額は前年同月比92・9%減の287億8700万円だった。過去最低水準となった5月の97・6%減からやや回復した。新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言の全面解除や、都道府県をまたぐ移動自粛要請の緩和で、利用者が一部戻ったとみられる。

 国内旅行は87・9%減の266億9400万円、海外旅行は98・8%減の19億200万円、外国人向けの訪日旅行商品は99・0%減の1億9200万円だった。

 うち国内旅行は5月に比べ8・7ポイント改善したが、海外旅行は0・2ポイントの回復にとどまった。


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