豪雨、農林水産被害1729億円 農水省、44道府県集計

 農林水産省は14日、7月の豪雨による全国の農林水産関係の被害額が13日午後5時の時点で、1729億2千万円になったと発表した。被害は九州が中心だが、7月下旬の大雨の被害も加わり、東京と茨城、沖縄を除く44道府県からの報告をまとめた。

 農畜産物関係では166億円の被害が出た。停滞した梅雨前線によって7月27日ごろから東北で降った大雨も被害を拡大させた。水稲や野菜、葉タバコが冠水したほか、果実などが落下した。

 政府は被災地支援策として決定した「対策パッケージ」に基づき、営農再開を推進するため、農業ハウスや機械、関連施設の再建や修繕費を補助する。


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