中国7月の工業生産、4・8%増 4カ月連続プラス、上昇率横ばい

 【武漢共同】中国国家統計局が14日発表した7月の工業生産は、前年同月比4・8%増だった。新型コロナウイルスによる落ち込みからの回復が続き、4カ月連続のプラス。ただ上昇率は前月から横ばいとなり、勢いに一服感が見られる。

 自動車や発電設備、ロボットなどでの伸びが目立った。

 工場やオフィスビルなどへの1〜7月の固定資産投資は前年同期比1・6%減で、1〜6月から下落率が縮小。消費動向を示す7月の小売売上高も前年同月比1・1%減の水準にまで戻った。

 統計局は「国民経済は安定している」と強調する一方、「経済環境は依然として複雑だ」と警戒感を示した。


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