地銀、手数料の新設相次ぐ 窓口での硬貨入金など

地銀が導入した手数料の例

 超低金利の長期化で利益の減少に歯止めがかからない地方銀行が、手数料を新設する動きを強めている。人口減少やインターネット取引の増加で店舗の利用客が減る中、店舗維持費用を穴埋めするのが狙い。硬貨の入金をはじめとする窓口業務に関連する手数料が多く、個人商店などには負担が増えそうだ。

 山梨中央銀行は6月、窓口で大量の硬貨を出入金する場合の手数料を新設した。1回の取引で500枚までは無料だが、それ以上は千枚まで330円など、枚数に応じて徴収する。清水銀行(本店静岡市)も4月、個人や募金を除く事業用の大量の硬貨の入金に手数料を新設した。


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