2020年8月13日 21:21 | 無料公開
鳥取県大山町で始まった「お盆の大献灯」。奥は大山=13日夜
鳥取県大山町の大山寺周辺で13日夜、参道近くの旅館や寺院前に、絵灯籠や和傘を飾って明かりをともす「お盆の大献灯」が始まった。
先祖の霊を迎えるとともに、国立公園・大山を訪れる旅行者をもてなそうと地元自治会などが2002年、軒先にろうそくを飾ったことが始まり。15日まで。
灯籠に描かれた大山の自然と年中行事のイラストや、「大山傘」と呼ばれる和傘は、地元作家らの手作り。観光客らは穏やかな表情で、柔らかな光を見つめていた。
仁王像を従えて寺の入り口にそびえる楼門や、門前に掲げられた五色旗、ブナ林にも日没後に明かりがともされ、古刹一帯は厳かな盆の風情に包まれた。