憲法学者ら、説明責任回避と批判 臨時国会召集拒否を巡り

記者会見する「立憲デモクラシーの会」の東京大の石川健治教授=13日、東京・永田町

 野党の臨時国会召集要求に対し、政府・与党が応じていないことを巡り、憲法学者や政治学者でつくる「立憲デモクラシーの会」が13日、東京・永田町で記者会見し、「国民への説明責任を回避していると言わざるを得ない」と批判する見解を出した。

 見解は、憲法53条は国会閉会中の行政権乱用防止のため一定数の議員の要求で、国会を自律的に召集する制度を設けていると指摘。「内閣の準備不足などとして、召集時期を合理的期間を超えて大幅に遅らせるのは、悪意すら感じさせる」と強調した。


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