選手村の稼働期間短縮へ 五輪簡素化、開村2日遅れ

東京都中央区の臨海地区に建設されている東京五輪・パラリンピックの選手村=7月11日(共同通信社ヘリから)

 新型コロナウイルスの感染拡大で来夏に延期となった東京五輪で、大会組織委員会と国際オリンピック委員会(IOC)がコスト削減のため、中央区晴海の選手村のオープンを従来の計画より2日遅らせ、稼働期間を短縮する方針で一致したことが11日、分かった。開村日は開幕8日前の来年7月15日となる。複数の関係者が明らかにした。

 前回2016年リオデジャネイロ五輪では開幕12日前に開村した。延期が決まる前の東京五輪は10日前を予定していた。今回、期間をさらに短縮することで、選手村の運営にかかる諸経費を圧縮する狙いがある。


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