小笠原の島、PCRで守れ フェリー乗客にコロナ検査

PCR検査の検体採取キットを受け取る乗客(左)=11日午前、東京都港区の竹芝客船ターミナル

 東京都は11日、離島の新型コロナウイルス対策として、小笠原諸島・父島(小笠原村)へ向かうフェリーの乗客に対するPCR検査を始めた。竹芝客船ターミナル(港区)で乗船前に唾液を採取し、出発後に結果を通知。陽性の場合は船内で隔離し、到着後に自衛隊機で本土まで搬送する。

 乗客は通常より1時間前に受け付けし、同意書やアンケートを記入。フェースシールド姿のスタッフから検体採取キットを渡され、唾液を容器に入れて提出した。

 従来実施してきた乗船前の検温に加え、無症状者を早い段階で発見し感染拡大を防ぐのが狙い。検査は任意だが、都は全ての乗客に協力を求める。無料。


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