クライミング大会、岩手で再開 コロナで中断、感染拡大に警戒

再開されたスポーツクライミングの大会、リードのジャパンカップでフェースシールドとマスクを着け選手の補助をする関係者=9日、岩手県営スポーツクライミング競技場

 新型コロナウイルスの影響で中断していたスポーツクライミングの国内大会が盛岡市の岩手県営スポーツクライミング競技場で再開された。9日に始まったリードのジャパンカップは感染者が少ない岩手県での開催ということもあり、日本協会の幹部は「感染者を出すわけにはいかない」と警戒を強めている。

 この大会は3月に埼玉県の加須市民体育館で開催予定だったが、ウイルスの感染拡大を受けて延期に。会場も屋外が好ましいとして変更になった。大勢の選手が同時に会場に集まるのを避けるため、昨年より1日多い3日間の日程にし、無観客で実施。登る際に安全を確保するロープは選手各自が用意した。


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