イシグロさん、命の尊さ訴え さださんもメッセージ、長崎

カズオ・イシグロさん

 9日の「長崎原爆の日」の平和祈念式典に合わせ、長崎市出身で名誉市民のノーベル文学賞作家カズオ・イシグロさん(65)や、市出身で栄誉市民の歌手さだまさしさん(68)がメッセージを寄せた。イシグロさんは母が長崎で被爆したことに触れ「人間の命こそが至上の価値を持つ」と訴えた。

 イシグロさんは「今日は恐ろしい出来事の記念日。しかし、あの日長崎の人々を襲った苦しみが75年間繰り返されなかったという節目の日でもある」とし、国際協力の重要性を強調。「人間の命こそが至上の価値を持つものだ」とつづった。


  • LINEで送る