AIで海外危険情報収集、外務省 SNSの写真や映像を分析

 外務省は、海外で発生したテロや暴動、災害などの危険情報を収集するため、会員制交流サイト(SNS)に投稿された写真や映像を人工知能(AI)で分析する民間システムを導入した。事態を迅速に把握し、在留邦人への情報提供に役立てるのが狙い。レバノンで4日に発生した大規模爆発でも活用した。

 システムは、ツイッターやフェイスブックといったSNSに投稿された写真、動画を収集。AIが危険情報を抽出し、発生内容や場所が分かるように分類する仕組み。合成写真はAIの学習能力を使って取り除く。真偽不明なSNS上の書き込みについては現地報道などを利用して確認する。


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