角の生えたクサガメ公開、静岡 「恐らく世界に1匹」

動物園「iZoo」で飼育されている、両まぶたに「角」のような突起の生えたクサガメ=8日午後、静岡県河津町

 静岡県河津町の動物園イズーは、両まぶたに長さ1センチほどの「角」のような突起の生えたクサガメの公開を始めた。白輪剛史園長は「恐らく世界に1匹だけ。不思議なカメを見に来て」と話している。

 カメは甲羅の長さが16センチで、体重が670グラムの雌。10歳前後と推定される。エックス線などで調べたところ、皮膚の角質が変化してできたと考えられる。

 カメは、2019年夏に静岡県富士市内で釣りをしていた男性が捕獲。「多くの人に見てもらいたい」と、今年7月にイズーに寄贈した。

 イズーは、このカメを雄のクサガメと一緒に飼育して交配し、角が子どもにも遺伝するかどうかを調べる。


  • LINEで送る