新貿易協定の早期妥結を 日英外相、対面で会談

5日、ロンドンで対面形式の会談を行った茂木外相(左)と英国のラーブ外相(外務省提供・共同)

 【ロンドン共同】訪英中の茂木敏充外相は5日、英国のラーブ外相とロンドン中心部で会談した。日本政府にとっては新型コロナウイルスの感染が拡大した3月以降、閣僚による初の対面外交。日本政府によると両外相は、大詰めを迎える新たな日英貿易協定交渉の早期妥結の重要性を確認。香港情勢への重大な懸念を共有し、連携することで一致した。

 約1時間45分の会談後、ラーブ氏は声明を発表。新型コロナ対応やサイバー分野における安全保障、気候変動や香港情勢を巡る日英の考えはほぼ同じだとし「より緊密な連携を期待する」と語った。

 茂木外相は、7日まで英側との協議で協定の大筋合意を目指す。


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