レバノン、爆発の死者137人に 被害甚大、30万人帰宅できず

爆発前の6月9日に撮影されたベイルート港湾地区の衛星写真(上)と爆発後の8月5日に撮影された衛星写真(下)(Maxar Technologies提供、AP=共同)

 【カイロ共同】レバノンの首都ベイルートで4日に起きた大規模爆発で、ハッサン公衆衛生相は5日、死者は少なくとも137人、負傷者は5千人以上に上ると明らかにした。数十人が行方不明という。爆発と爆風の影響で首都市街地に広範囲にわたる被害が出ており、地元メディアによると、地元知事は最大30万人が帰宅できない状況だと述べた。

 エスパー米国防長官は5日、安全保障に関連するイベントで爆発について「事故だったとの見方が多勢だ」と述べた。爆発物の不適切な保管が引き起こしたとされる。当初はテロの可能性も排除されていないとみられていた。


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