広島大、米アリゾナ州立大を誘致 日本校を構内に新設、国立大初

記者会見する広島大の越智光夫学長=5日午後、文科省

 広島大は5日、米国のアリゾナ州立大(ASU)と連携し、ASUの日本校を広島大の構内に新設すると発表した。大学の国際化を目指す取り組みで、海外大のキャンパスを誘致するのは、国立大では初めて。

 広島大の越智光夫学長とグラスマン駐日米公使は同日、萩生田光一文部科学相を訪問し、取り組みを報告した。

 広島大によると、日本校には4年制の1コースを設け、国際政治やグローバルな経営を教える。授業は全て英語で行う。広島大が力を入れる平和教育の科目も盛り込む見込み。修了時にはASUの学士号を取得することができる。

 来年8月、25人を目標に最初の新入生を受け入れる。


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