核廃絶に「連帯」訴え 6日、広島原爆の日

原爆投下から75年の「原爆の日」を迎える原爆ドーム(奥)=5日午後、広島市の平和記念公園

 広島は6日、被爆から75年の「原爆の日」を迎え、広島市の平和記念公園で午前8時から平和記念式典が営まれる。松井一実市長は平和宣言で新型コロナを引き合いに、核兵器の脅威に世界が連帯して立ち向かい、核廃絶を目指すことが必要だと訴える。

 宣言では、国連での採択から3年たっても発効していない核兵器禁止条約について、条約を批准して「締約国」となるよう日本政府に訴える。

 「黒い雨」を浴びた人たちへの支援についても、救済に向けた政治判断を強く求める。「黒い雨」を巡っては、被爆者健康手帳の交付を求めた訴訟で原告側の全面勝訴となる判決を広島地裁が7月下旬に言い渡した。


  • LINEで送る