大手企業の夏賞与、2・17%減 3年連続90万円超えは初

大手企業のオフィスが集まる東京・丸の内のビル群

 経団連が5日発表した大手企業の夏の賞与・一時金(ボーナス)の最終集計によると、組合員の平均妥結額は昨年夏に比べ2・17%減の90万1147円となり、2年連続のマイナスだった。90万円を超えたのは3年連続となり、1959年の調査開始以来、初めて。

 米中貿易摩擦などを背景に業績が悪化した企業がある一方、「同じ業種内でも好調なところもあり、収益にばらつきが出た」(経団連)という。

 夏のボーナスは多くの企業で、新型コロナウイルスの流行が本格化する4月より前に妥結しており、今回は影響は「小さかった」という。


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