ALS患者死亡で遺族が告訴状 鹿児島、「病院で呼吸器外れ」

 鹿児島市の田上記念病院で昨年6月、筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の山内ミヨ子さん=当時(67)=が死亡したのは、誤ったたんの吸引で人工呼吸器が外れたことなどが原因として、遺族が業務上過失致死の疑いで、院長でもある主治医と看護部長、看護師の3人に対する告訴状を鹿児島西署に提出したことが4日、分かった。遺族側弁護士が明らかにした。

 告訴状や遺族側弁護士によると、看護師は昨年5月23日、呼吸器を外さなくてもたん吸引ができるにもかかわらず、繰り返し外して吸引。接続確認を怠ったために、少なくとも56分間外れたままとなり、窒息状態に陥らせたとしている。


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