熱中症搬送3426人、死者6人 総務省消防庁、対策呼び掛け

 総務省消防庁は4日、熱中症のため7月27日〜8月2日の1週間に全国で3426人が救急搬送されたとの速報値を公表した。前週(7月20〜26日)から353人増えた。埼玉、新潟、京都、愛媛、鹿児島の5府県で計6人が死亡した。

 各地で梅雨明けし、気温が上昇したのが要因とみられる。消防庁は定期的な水分補給や適切なエアコン使用とともに、屋外で人と2メートル以上離れる時はマスクを外すといった熱中症対策を呼び掛けている。

 集計によると、3週間以上の入院が必要な重症は78人、短期入院が必要な中等症は1174人だった。65歳以上の高齢者は1954人で全体の57%を占めた。


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