ソニー、純利益12%減へ 21年3月期予想、コロナ響く

ソニー本社=東京都港区

 ソニーは4日、2021年3月期連結業績予想を発表し、純利益を前期比12・4%減の5100億円とした。新型コロナウイルス感染拡大が響き半導体やデジタルカメラ、音楽事業などが不振で、ゲームや金融事業の伸びで補えない。売上高は0・5%増の8兆3千億円とした。コロナの影響で合理的な算定が難しいとして、予想はこれまで未定としていた。

 同時に発表した20年4〜6月期決算は純利益が前年同期比53・3%増の2332億円となった。保有株式の評価益が利益を押し上げた。本業のもうけを示す営業利益は1・1%減の2283億円、売上高は2・2%増の1兆9689億円だった。


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