自民、臨時国会の早期召集を拒否 立民に伝達、閉会中審査では一致

会談に臨む自民党の森山国対委員長(右)と立憲民主党の安住国対委員長=4日午後、国会

 自民党の森山裕国対委員長は4日、立憲民主党の安住淳国対委員長と国会内で会談し、野党が求める臨時国会の早期召集は難しいとの考えを伝えた。事実上の拒否回答。新型コロナウイルスの感染再拡大や豪雨被害を巡り、閉会中審査を実施すべきだとの認識では一致した。両氏は5日も協議する。

 森山氏は会談後、閉会中審査に安倍晋三首相が出席すべきだとする野党の要求に関し「あり得ない」と記者団に語った。

 安住氏は「法案がなければ国会を開かないのは政府、与党のおごりだ」と述べ、政権の対応を批判。国民民主党の原口一博国対委員長らと会い、臨時国会開催を改めて要求する方針を確認した。


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