季節問わず、取れたてのメロンを 青森で通年栽培の実験始まる

青森県つがる市が実験に取り入れたメロンの水耕栽培の様子(提供写真)

 青森県つがる市で年間を通じてメロンを作る実証実験が7月31日に始まった。同市は全国有数の産地だが、栽培できる期間は7〜9月と短く、農家にとって収益性の低さが悩み。最新技術で生育を管理し、作業効率も良くして、季節を問わず取れたてメロンを味わってもらおうという試みだ。

 実験は、モノのインターネット(IoT)などの分野を得意とするNTT東日本とつがる市が共同で取り組んでいる。温室内に多くのセンサーやカメラを設置し、気温や湿度、日照量を測り、自動で最適な状態になるようにした。盗難を防ぐため、不審者が温室に侵入するなどした場合は、登録したパソコンなどに通知が届く。


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