国立工芸館、10月25日公開 名誉館長に中田英寿さん

 萩生田光一文部科学相は4日の記者会見で、中央省庁や独立行政法人の地方移転の一環で金沢市に移る東京国立近代美術館工芸館を10月25日から一般公開すると発表した。名誉館長にサッカー元日本代表の中田英寿さんが就任することも明らかにした。

 工芸館は今夏のオープンを目指していたが、新型コロナウイルスの影響で遅れる。一般公開に先立ち、10月24日には開館記念式典を開く。萩生田氏は会見で「多くの人が足を運び、工芸の魅力や文化への理解を深めてもらいたい」と期待した。中田さんについては「日本の伝統文化や工芸の支援に精力的に取り組んできた」と評価した。


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