国内初、犬2匹が新型コロナ陽性 感染した飼い主から預かり検査

米西部ロサンゼルスで獣医に世話される犬。新型コロナウイルス感染からペットを守ろうという動きが広がっている=7月(ゲッティ=共同)

 新型コロナウイルスに感染した飼い主から預かった犬2匹がPCR検査の結果、陽性だったと3日、ペット保険「アニコムホールディングス」が公表した。国内でペットの陽性が確認されるのは初めて。

 同社は新型コロナウイルスに感染した2世帯から7月下旬、それぞれ1匹ずつを預かった。2匹は今月3日まで複数回実施したPCR検査で陽性となった。2匹とも健康状態に異常はなく、1匹は既に陰性と変わっている。他のペットや従業員も検査したがいずれも陰性で、体調不良もみられない。同社は2匹を隔離し、世話を続けている。

 同社は感染者のペットを無償で預かる事業を4月から行っている。


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