照ノ富士が13勝で幕尻優勝 再入幕の場所制すのは2人目

大相撲7月場所で5年ぶり2度目の優勝を果たし、審判部長を務めた師匠の伊勢ケ浜親方(左)から優勝旗を受け取る照ノ富士。幕尻力士の制覇は3人目の快挙となった=2日、東京・両国国技館

 大相撲7月場所千秋楽は2日、元大関の平幕照ノ富士が関脇御嶽海を寄り切って13勝2敗とし、2015年夏場所以来2度目の優勝を果たした。30場所ぶりの制覇は琴錦の43場所に次いで2番目に長い間隔。

 再入幕の場所を制するのも徳勝龍以来で2人目となった。大関経験者が転落後に優勝するのは、昭和以降で1976年秋場所の魁傑以来2人目。2度目の殊勲賞と初の技能賞も獲得した。御嶽海は11勝4敗で6度目の殊勲賞。

 新大関朝乃山は関脇正代を押し出し、12勝3敗で終えた。正代は11勝4敗で5度目の敢闘賞を手にした。小結大栄翔は11勝目を挙げて2度目の殊勲賞。


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