元大関照富士、5年ぶりの優勝 幕尻力士の制覇は3人目の快挙

大相撲7月場所で5年ぶり2度目の優勝を果たし、八角理事長(右)から賜杯を受け取る照ノ富士=2日、東京・両国国技館

 大相撲7月場所千秋楽は2日、東京都墨田区の両国国技館で行われ、元大関で東前頭17枚目の照ノ富士(28)=本名ガントルガ・ガンエルデネ、モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=が関脇御嶽海に勝って13勝2敗とし、2015年夏場所以来、30場所ぶり2度目の優勝を決めた。幕内最下位の幕尻力士の制覇は、1月の初場所の徳勝龍以来で3人目の快挙となった。

 両膝のけがなどに苦しんだ照ノ富士は今場所、幕内経験者として史上初めて序二段まで降下後の再入幕を果たした。

 新型コロナの影響で5月の夏場所は中止。今場所は4カ月ぶりの本場所で、人数を制限しながら半年ぶりに観客を入れて実施された。


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