米大統領選、トランプ氏は苦戦 バイデン氏、敵失に先行

バージニア州のゴルフ場からホワイトハウスへ戻ったトランプ大統領=1日、ワシントン(AP=共同)

 【ワシントン共同】コロナ禍で異例の選挙戦が続く米大統領選は11月の投票日まで3日で3カ月となった。共和党のトランプ大統領は感染拡大を抑えられず苦戦しており、反転攻勢を狙う。民主党のバイデン前副大統領は「敵失」で先行するが懸念材料も多い。コロナ警戒から郵便投票が広がる見通しで、結果判明の大幅な遅れや混乱への懸念が高まっている。

 トランプ氏は感染封じ込めと経済回復の二兎を追い、早期の経済活動再開を呼び掛けた。同調した共和党州知事らの南部州などは緩和が一因で夏に入り感染が再び急増した。激戦各州の各社平均支持率でバイデン氏にリードを許し、南部州でもほぼ並ばれた。


  • LINEで送る