震災後初、10年ぶりに海開き 岩手・山田のオランダ島

東日本大震災後初めてオープンした「オランダ島」の海水浴場で遊ぶ親子=1日、岩手県山田町

 「東北唯一の無人島海水浴場」とされる岩手県山田町の大島(通称オランダ島)の海水浴場が1日、東日本大震災後初めて、オープンした。津波で被災した遊歩道などの整備が7月に完了し、10年ぶりの再開。子どもたちが歓声を上げた。2日と8〜10日にも開設する予定だが、新型コロナウイルスの影響で利用は町民に限定、予約制とした。

 町観光協会によると、この日は50人近くが船で島を訪れた。晴天の中、妻や子ども2人と水遊びを楽しんだ町職員鈴木卓郎さん(34)は「小さいころにも来ていたから懐かしい。きれいな海なので来年はもっと多くの人に訪れてほしい」と話した。


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