梅雨明ければ様変わりの夏 海や花火、風物詩は軒並み中止

 8月に入った列島各地は梅雨が明けて夏本番を迎えるが、新型コロナウイルスの影響で、海水浴や花火大会といった夏の風物詩が軒並み中止に追い込まれている。「収入ゼロになってしまう」と悲鳴を上げる地元業者たち。7月は日照時間の戦後最短を記録。様変わりした夏になっている。

 湘南を抱え、日本一の海水浴客数を誇る神奈川県では海水浴場が一つも開設されない。約40の海の家が加盟する逗子海岸営業協同組合の担当者は「海の家で生計を立てている人もいるのに」と嘆く。

 例年、約70万人の観光客が訪れる秋田県大仙市の全国花火競技大会(通称・大曲の花火)は、73年ぶりに中止となった。


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