国産一眼レフ、機械遺産に 学会が5件認定

一眼レフカメラ「ニコンF」(日本カメラ財団提供)

 日本機械学会(東京)は31日付で、1950年代の国産一眼レフカメラや、ベルトコンベヤーに用いられた機械式無段変速機など計5件を今年の機械遺産に選んだと発表した。2007年に始まった機械遺産は計104件となった。

 選定された一眼レフは日本光学工業(当時)の「ニコンF」、旭光学工業(現リコーイメージング)の「アサヒフレックス1」など1952〜59年製造の5機種。一眼レフはフィルムに写す被写体の姿そのままを、鏡などを用いてファインダーで確認できる仕組み。5機種は当時の画期的な技術を搭載し、学会は「カメラといえばドイツ、という評価を逆転させた」とたたえた。


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