コロナ専門病院、外来再開 3カ月ぶり、大阪市

大阪市立十三市民病院の関係者と外来診療に訪れた人ら=27日午前

 新型コロナウイルス感染で酸素投与が必要な中等症患者の専門病院となっていた大阪市立十三市民病院(同市淀川区)が27日、産科を除く一般の外来診療を約3カ月ぶりに再開した。

 5月後半から府内でほとんど新規感染者が出なくなり、外来再開に向け調整を開始。6月下旬には患者数が1人まで減った。その後に感染者が増え、入院患者も増加に転じたものの、以前通院していた患者や地域の診療所からの要望もあり、再開方針を維持した。

 同病院は手術も実施しておらず、月の赤字は3億円強に上る。7月22日時点で、コロナ専用病床は90床あり、21人が入院していた。


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