コロナ禍、思い出の店と後輩支援 浦和高OB「青春の味守りたい」

坂下慧志郎さん(右)=さいたま市(浦和経済新聞提供)

 高校時代の思い出の味を守ろうと、埼玉県立浦和高OBが、コロナ禍で営業が厳しくなった母校近くの飲食店や、利用する在校生を支援するウェブサイト「#おごってやるよin北浦和」を開設し、寄付を募っている。

 2月末から一時休校に入った際、在学中に通った店が困窮していると聞き、2009年卒の会社経営坂下慧志郎さんが発案。思い出の味を失いたくない、後輩たちのために何かしたいと、同期を巻き込んでサイトを開設し、5月28日から募集を始めた。

 千〜1万円の寄付券を購入する仕組みで、寄付金は店側に分配される。7月下旬から約1カ月、高校生は1人200円割引で飲食できる。


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