藤井聡太七段、最年少タイトルか 16日に将棋の棋聖戦

藤井聡太七段

 将棋の最年少タイトルを目指す藤井聡太七段(17)が渡辺明棋聖(36)に挑む第91期棋聖戦5番勝負の第4局は、16日午前9時から大阪市の関西将棋会館で指される。ここまで藤井七段は2勝1敗とリード、記録更新にあと1勝に迫っている。

 藤井七段は、第3局で三冠を持つ渡辺棋聖の巧みな攻めに屈したが、落ち着いた戦いぶりが目立つ。最も若いタイトル獲得は1990年、屋敷伸之九段(48)の18歳6カ月。第4局で藤井七段が勝つと、最年少17歳11カ月での奪取となる。

 持ち時間は各4時間で、第4局は16日夜には終局の見込み。3勝を挙げた棋士に「棋聖」の称号が与えられる。


  • LINEで送る